強力で影響力のあった初期のチューダー家は、その主権を脅かす多くの脅威に直面し、ヘンリー8世はしばしば紋章学を用いて自らの血統を正統化した。ヘンリー8世は、ハンプトン・コート宮殿の入り口に、神話や伝説に登場する王家の獣を丁寧に彫った行列を立てるよう依頼した。
これらの王室の守護獣が、王朝の勃興を探求する10枚のコイン・コレクション「ロイヤル・チューダー・ビースト・コレクション」のインスピレーションとなっている。
シーモア・ユニコーンはクラレンスの雄牛に続き、コレクションの最新コイン
。ヘンリー8世によってモート橋を守るために選ばれる以前は、神話上のユニコーンは王家の紋章獣としてあまり知られていなかった。野生で飼いならされていないユニコーンは、あらゆる生き物の中で最も強いと信じられていた。
そのため、王宮の外に一角獣を石造りにすることは、王室の支配を明確に示すものであった。ユニコーンはまた、純潔と豊穣を表すと多くの人が信じていたので、ジェーン・シーモアにこの獣を贈ることで、王はおそらく、ふたりの結婚が息子と世継ぎに恵まれることを願っていたのだろう。
このコインには、ゴールド・プルーフ、シルバー・プルーフ、ブリリアント・アンサーキュレートがある。1オンスの銀プルーフ版には、縁に「∙ HAMPTON COURT PALACE ∙ ROYAL TUDOR BEASTS」と刻まれている。この版のコインは2枚セットでも入手可能で、1枚は裏面がつや消し仕上げになっている。ヒストリック・ロイヤル・パレスとのコラボレーションで作られた各コインには、神秘的なユニコーンに関する小冊子が付いている。
主な特徴
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ロイヤル・チューダー・ビースト・コレクションのチューダー王朝の勃興を探る5番目のコイン
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ヘンリー8世がジェーン・シーモアに贈った、純潔と豊穣を象徴する紋章獣、シーモア・ユニコーンをフィーチャー。
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コレクション・アーティストのデビッド・ローレンスが、ハンプトン・コート宮殿の石像からインスピレーションを得てデザイン。
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ブリリアントアンサーキュレーション仕様のほか、プルーフ仕様のファインゴールド仕様、ファインシルバー仕様がある。
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各コインには、シーモア・ユニコーンの物語とその意義を紹介するパッケージが付属しています。
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ヒストリック・ロイヤル・パレスの専門家との共同制作